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第9回大阪大学豊中地区研究交流会でポスター発表を行いました。
2024年11月22日(金)に開催された第9回大阪大学豊中地区研究交流会「知の共創」において、人文学研究科宇野田尚哉教授(本拠点副拠点長)とファクンドガラシーノ特任講師が「日本研究の国際的ネットワーク構築とグローバル日本学教育研究拠点」をテーマに、合同でポスター発表を行いました。
参加報告
2024年11月22日(金)、大阪大学豊中キャンパスにて、第9回大阪大学豊中地区研究交流会「知の共創」が開催されました。豊中キャンパスに本拠を置く人文社会科学系や理系の教員と大学院生などが互いの研究や取り組みを知り、交流を深めることを目的として、ポスター発表会と情報交流会が行われました。この交流会にはさらに近隣の自治体や企業関係者による発表と参加があり、市民の方々も多く来られ、文理や学内外の垣根を越えた議論と情報交換の貴重な場です。本拠点は、これまでと同じように、大学院人文学研究科との合同で発表者として参加しました。
そこで、本拠点の副拠点長である宇野田尚哉教授とガラシーノは、世界における日本研究の状況を概観しつつ、本拠点による国際的ネットワーク構築の現状と今後の展望について説明しました。まず、本拠点が日本研究の博士後期課程を擁する北米、西欧、オーストラリアや東南アジアの拠点的な教育研究機関と緊密なネットワークを構築している現状について述べました。その際、本拠点では年に1度の国際シンポジウムや月1回のワークショップを開催し、国際的共同研究を公募・支援し、さらには国際的発信能力を高めるための教育プログラムを実施しており、グローバルなハブとしてのプレゼンスを発揮しつつあると主張しました。そのうえで、メキシコとブラジルを軸にした南米の教育研究機関や研究者との連携をめぐる今後の展望について言及しました。中南米では修士課程までしか日本研究のプログラムがないことも多いが、南米地域の大学等や研究者と積極的にネットワークを作ることによって、本拠点のグローバルな展開を新たな方向へ発展させ多様化させる可能性があると考えています。
豊中地区研究交流会に参加することで、国際的な教育プログラムと研究を担っている多くの方々と議論できたことは、とりわけ貴重な成果でした。互いの活動に多くの共通点があるにもかかわらず、普段から接触する機会が少ない方々と情報交換を通して、国際的教育と研究をめぐる大阪大学全体の状況と課題に対する理解を深めると同時に、今後の連携と協力のためのブレーンストーミングを行いました。本拠点に期待される役割を果たすべく、このような学内交流の重要性に改めて気づかされる会でした。
関連URL
第9回大阪大学豊中地区研究交流会のご案内
https://www.law.osaka-u.ac.jp/trm2024/
第9回大阪大学豊中地区研究交流会開催報告
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2024/12/09001