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2022.10.26

2022年12月17日(土)、国際シンポジウム「「デジタル日本学」の可能性」を開催します。

国際シンポジウム「「デジタル日本学」の可能性」を下記の通り開催します。ハイブリッド型の国際会議として開催いたしますので、対面・オンラインのいずれかの方法で、国内外から多くの方々にご参集いただけましたら幸いです。

日 時 :2022年12月17日(土)10:00~16:10
開催方法:ハイブリッド開催
会 場 :大阪大学箕面キャンパス外国学研究講義棟1階外大記念ホール
使用言語:第1部 日英両語(日英同時通訳あり)
     第2部 日英両語
参加費 :無料
参加方法:参加をご希望の方は、コチラまたはチラシのQRコードよりお申し込みください。【要事前申込】
参加申込締切:お申し込みは終了しました。

【シンポジウムの趣旨】
大阪大学では、2020年12月に、「日本」に関わる教育研究を共通の手がかりとして学際的・国際的な対話が交わされ社学連携的な取り組みがなされる新たな学術プラットフォームを構築することを目的として、「グローバル日本学教育研究拠点」が設置されました。本拠点は、教育・研究・ネットワーキングを担う基幹3部門の体制で出発しましたが、今年7月には、人文・社会科学系の教育研究のデータ駆動型への転換を先導することを役割とする「デジタル日本学」部門が戦略的に新設されました。

いまやデータ・サイエンスの手法を取り入れることは、人文・社会科学系の教育研究にとっても、不可欠になりつつあります。その意味で、「×デジタル」は、本拠点が構築しようとしている新たな学術プラットフォームの重要な基盤の1つでもあります。そこで今回は、同じくデジタル化を第4期中期目標期間の主要な課題として掲げている国際日本文化研究センターと共同主催するかたちで、「デジタル日本学」の可能性を問う国際シンポジウムを開催することといたしました。

国内外を問わず、人文・社会科学の諸分野において、日本研究とデジタルの手法とを掛け合わせる試みは、すでに多彩なかたちでなされており、大きな成果をあげています。本国際シンポジウムでは、北米における日本研究×デジタル・ヒューマニティーズの第一人者であるホイト・ロング教授(シカゴ大学)を基調講演者としてお迎えするとともに、さまざまな分野で多彩な手法により先駆的な研究成果をあげておられる方々にパネリストとしてご登壇いただくことにより、日本研究×デジタルの現状を俯瞰し将来を展望する機会としたいと考えています。

【プログラム】
10:00-10:15
開会の挨拶 
三成賢次拠点長(大阪大学理事・副学長)
趣旨説明  
宇野田尚哉副拠点長(大阪大学人文学研究科教授)

10:15-12:00 
第1部 キーノート・スピーチ
演題:
Towards a Science of Stories: Past, Present, Future(物語の科学へ:過去、現在、未来)

講演者:
ホイト・ロング(Hoyt Long,米国・シカゴ大学教授)
司 会:
田畑智司(大阪大学人文学研究科教授)
ニコラス・ランブレクト(大阪大学人文学研究科助教)

12:00-13:00 休憩

13:00-16:00 
第2部 パネルセッション 日本研究×デジタルの拓く可能性
司 会:
田畑智司(大阪大学人文学研究科教授)
パネリスト: 
■カラーヌワット・タリン (Research Scientist, Google Brain)
「AIくずし字認識研究の可能性」
■阪田真己子(同志社大学文化情報学部教授)
「伝統芸能のデジタルアーカイブ——その場限りの美を残すことの意味——」
■矢野桂司(立命館大学文学部教授)
「現在、過去、未来の京都の時空間を重ねる「バーチャル京都」」
■松村真宏(大阪大学大学院経済学研究科教授)
「メッセージの背後に潜むダイナミズムと問い」
ディスカッサント:
■長原一(大阪大学データビリティフロンティア機構教授)
■関野樹(国際日本文化研究センター教授)

16:00-16:10 
閉会の挨拶 
タイモン・スクリーチ(国際日本文化研究センター国際研究推進部長)

[主催]
大阪大学グローバル日本学教育研究拠点、国際日本文化研究センター
[共催]
「国際日本研究」コンソーシアム

国際シンポジウムチラシ