イベント

GJS-ERI拠点形成プロジェクト研究会
「岩田慶治:「京都学派およびポスト京都学派」という文脈において」

日  時:2023年12月9日(土)15:00~17:00
会  場:オンライン
開催言語:日本語

参加費:無料
参加方法:要事前申し込み。参加申し込みはコチラ。参加お申し込みは終了しました。

【趣旨】
岩田慶治とは誰か。本発表では「京都学派およびポスト京都学派」という文脈に岩田慶治の人類学を置くことで、岩田の描こうとした風景に新たな光を当ててみたい。
そのための出発点として、本発表ではまず岩田の文化相対主義批判を紹介し、近年の(多自然主義的)文化相対主義批判と対比することで、岩田の存在論的人類学の特徴を描く。具体的には、岩田が(文化相対主義の原型の一つである)ルース・ベネディクトを批判する際に登場する〈同時〉という考え方をみる。
つづいて、80年代から90年代にかけての岩田の議論——そのアニミズム論・シャーマニズム論、「創造人類学」という知の新たな形の探究の試み、晩年の境地——をあとづけ、岩田の歩みにおける「京都学派およびポスト京都学派」という文脈に光を当てる。岩田が「キラキラ」と呼ぶような風景、万物が呼応する〈同時〉の場所、直接無媒介の世界と、「京都学派およびポスト京都学派」という文脈との相互照射を試みることで、岩田の風景を描きなおしてみたい。

報告タイトル
岩田慶治:「京都学派およびポスト京都学派」という文脈において

講演者
西垣 有(関西大学非常勤講師)

主催:大阪大学グローバル日本学教育研究拠点・拠点形成プロジェクト
  「京都学派およびポスト京都学派における科学哲学および技術哲学研究」
共催:大阪大学大学院人間科学研究科附属未来共創センター
   IMPACTオープンプロジェクト 哲学の実験オープンラボ

お問い合わせ:oda[at]ist.osaka-u.ac.jp(織田) ※[at] は @ に置き換えて下さい

2023.11.14